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​介護が必要な場所はどちらですか?

玄関

玄関には、日本の伝統や建築基準法の規制などにより、上がり框段差があります。高齢者や障がい者は、この段差によって身体のバランスを崩し、転倒や転落などの事故を起こすケースが多くあります。高齢者や障がい者の外出機会を増やし生活圏を広げるためにも、社会との接点となる玄関を、安全かつ容易に移動できるよう配慮しましょう。

階段

階段は、転倒・転落などの家庭内事故が起こりやすい場所です。階段への手すり設置は、2000年の建築基準法改正で新たに追加されましたので、現在の新築住宅では階段への手すり設置は義務化されています(2000年以前に建築確認を得ている建物については、設置義務がありません)。階段で発生した死亡事故が、近年減少傾向にあるのは、階段での手すり設置義務化が大きく影響しているといえます。

浴室

浴室は家庭内事故がとても多い場所と言われており、その原因としては滑りやすい・段差が多いなどが考えられます。浴室・洗面室を整備する場合は、空間の広さ、設備・ドアなどの配置や特性を理解し、自立を中心に考えるか介助のしやすさを中心に考えるか目的を明確にして、身体状況に適した整備を選択しましょう。また入浴は体を清潔にする事だけではなく、冷えた体を温めたり心身ともにリラックスするなどの目的もあります。快適に入浴するためにも、急激な温度変化が引き起こすヒートショックなどにも配慮しなければなりません。

トイレ

トイレは在宅生活を円滑にするためにとても重要な場所です。1日に何回も行くトイレは、利用者本人にとっては日常生活の自立として、介助者にとっては介助軽減のため、改修希望が多い場所でもあります。また、排泄行為はトイレだけでなくポータブルトイレで行うこともあるので、多角的な視点で住環境整備を進めていきましょう。

廊下

廊下は、高齢者や障がい者が日常的に利用する寝室・居室と、トイレ・浴室・玄関とをつなぐ動線であり、自由に移動ができないと、生活動線そのものに大きな支障が生じます。車いすを使用する場合には特に、廊下の有効幅員や廊下に面した開口部の寸法に配慮が必要となります。

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手すり1本からでも取り付けに行きますので、お気軽にご連絡ください。

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